ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2016.8.11 03:03

東京MXで男女双系について話した

今朝は7時からTOKYO MX『モーニングCROSS』、
冒頭から結構オリンピック見てることを告白することになってしまった。
人前では「そんな興味ないし・・・」というスタンスでいたけど、正直かなり
女子卓球が気になってたもん!
愛ちゃんメダルとれなかったけど、キャプテンになってからの、この頃の
愛ちゃんは、プレッシャーに打ち勝ってきたアスリートの貫禄や自信が
顔立ちにも言葉の端々にも表れていてかっこいい。

オピニオンのコーナーは、
「自由なき天皇、男女双系の皇位継承」
というタイトルで、話をさせていただいた。
高森先生、小林先生の手前、お恥ずかしい限りという感覚はあるけど
ゴー宣道場の師範として、せっかくこのタイミングにテレビ出演して、
しかもニュースコメント以外に6ー7分間の自由な意見発表の時間が
あるのだから、このテーマは外せないと思った。

象徴である天皇陛下にいかに自由がないのかということ、

「私は、この運命を受け入れ、象徴としての望ましい在り方を
常に求めて行くよう努めています。
したがって、皇位以外の人生や皇位にあっては享受できない
自由は望んでいません」

という平成6年の記者団への文書回答によるお言葉をフリップで紹介
しながら、なるべく自分の一般庶民としての感覚で話すようにした。

女系、双系の説明は、井上毅の「男を尊び、女を卑しむの慣習…」
という旧皇室典範起草時の
謹具意見をフリップで出しながら説明
したのだけど、こういうのって、
女が言うと
「女だから、男女平等だと思って『男尊女卑』を叫んでるんだな・・・」
という風に受け取られてしまうかなという思いがちょっとあった。
でも、
私のような専門家でもない人が、朝7時台のニュース番組で、
ベレー帽かぶって、
天皇についてこわばらない自分の言葉で話せる
という自然さのほうが
大事かなと気持ちを切り替えた。

司会の堀潤さんは、『天皇論』を読んでいて、たまたま昨夜、
小林よしのり先生とのニコ生番組にも出演されていたこともあり、
きちんとした知識を持っている方なので、自然な相槌やコメントを
はさみながら、コーナーの最後には、
「だからこそ特別立法でない議論を」という言葉を入れてうまく
言い残したところをフォローしてくださった。
番組ツイッターに寄せられた視聴者の反響を見せてもらうと、
頑なに男系固執の強硬な意見を書き込む人もいたけれど、
「女系でいいよなあ」という理解を示す意見も多かった。
男系固執の人の意見は、やたら専門用語が多くてカチカチの文章
なんだけど、ひるがえって女系に理解を示す人は、自然な言葉で
感想を述べているというのが印象的だった。

私は高森先生のように水準の高い正確な話はできないから、
あくまでも自然な感覚を語る、という役割なのかもしれないな。
泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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